『敦煌』井上靖著

20231003読了

科挙を受けようとしていた秀才の人生の話。

時代の大きな流れと瞬間瞬間を生きる個人の選択というバランス、物語の根底にある。

科挙に人生を捧げていたにもかかわらず、通りすがった異国の女性によってこれまでと全く違う人生に向かっていく。その先で自分の使命となる仕事に出会う。この人が生きているのなら、自分も生きようと思えるような人間と出会う。

当初の自分の描いた通りにならなくても、人生は素晴らしいし、「今この時がすべて」という考え方をしていて良いんだと思った。

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カテゴリー: 読書

作成者: Shangben

30代前半の外資ITエンジニア 文系未経験異業種→スタートアップエンジニア→事業会社SE→外資ITエンジニア 読書、勉強で人生を豊かにしたい。英語学習中(TOEFL70点レベル)

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