東畑開人著
聞く:語られていることをそのまま受け取ること。
「聞く」が重要。「聞く」ためには「聞いてもらう」ことが大切。自分に余裕がないと、「聞く」は難しい。
聞く側も聞かれる側も孤独。余裕がないと、どうせ分かってくれないと打ち切ってしまう。
孤立は孤独と異なる。孤立は孤独ではなく、悪き他者がたくさん悪い言葉を投げかけてくる状態。「豊かな孤独」は良いものだが、心の中に安全な個室があるということ。
ひとりぼっちの時は個室はもてず、たくさんのつながりがある場合に個室がもてる。
誰でも心は複数あって、それが日々綱引きしている状態。
年を取ると、少し他者を理解しやすくなる。
「同じ問題に直面していて、同じ苦労をシェアしている仲間」が必要。
「お前はいろいろあるけど、良いやつだと思うよ」と言ってくれる「友人」が大切。
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そういえば、自分だけがコントロール可能なことを「する」と良いのも安心感につながる。昇格となるとか、評判がよくなる、人気が出るはその状態に「なる」ことだからコントロール不可能。